怒らないこと

前にも書いたかもしれないけど、子どもを怒るということは余り意味がないです。

怒る時には何か悪いことしたからなんでしょうけど、悪い行動をしないように修正するということが本質だと思います。人間の脳みそというのは残念ながら限界があります。感情の処理と認知の処理を同時に行うということはとても負荷の高いイベントになります。ブログを読んでる人も経験あると思いますが、泣いたり怒っている間のことって覚えてます?覚えていることもあるかもしれないけど日頃の記憶力よりは劣っていると思います。それでパフォーマンスが下がらないのであれば集中するということ自体が意味のないことになりますから。

また、子どもは人知れず頑張っています。それを頭ごなしに怒ると本人の頑張りを無視することになります。となると「日頃頑張っているのに」「どうすりゃいいんだ」と混乱するだけです。子どもによってはそのことを放棄する子もいると思います。なのでむやみに怒ることというのは無益なんですよね。これは大人でもあります。理解のない上司や同僚から自分の頑張りを理解されず非難されたらむかつきますよね。

以上から怒るということには害が大きいんですよと外来ではお伝えしています。

だけど「怒らないようにしています」という表現も少しネガティブな感じを受けたりもします。基本的には否定的な表現は避けたほうがいいので「教えるようにしています」とか「距離をとるようにしています」とか肯定的な言い回しをする練習はしておくといいなと思います。

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