相馬に行っているときにアウトリーチとか色々と手伝っていて精神科がなくなってしまって大変だなとは思っていました。そんな時に福島県立矢吹病院に来ませんかとお誘いを受けましたが大学の研究などがありましたしお断りしていました。だけど、なんだかんだと毎年のようにお声がけしていただいていたので矢吹病院に行くかと決意したんですよね。福島に行くまで5年位考えましたけど。
阪神淡路大震災で尊敬する中井先生が被災地を荒らすような研究はさせなかったということに凄く共感したことも書いておくか。一度だけお話させてもらって、素晴らしいなあって思ったんです。支援と言いつつ自立を妨げるボランティアや研究もあるので最終的にはボランティアとか支援なしで地元で完結できるような形が望ましいと私は思っています。
とりあえず、そんな感じで福島に来て今があるって感じです。特に地元愛があったわけでもないので(なんだったら東南アジアに移住しようかと思ってるくらいです。最近はアメリカもいいなって思ったり)、なんで福島で開業したんですかって言われたらそんな経緯です。
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